短編小説の技法を取り入れて、ひと味ちがう文章を書く方法-[読書ノート]短編小説のレシピ

『短編小説のレシピ』というタイトルにそそられました。

(カーソルを重ねると情報が見れます)

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この本の初版は2002年11月なので10年前の本だけど、内容は全く古くなく(というか古くならない内容だ)するすると読むことができた。

レシピとして引用される作家は向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀直哉、R・ダール、E・A・ポー、夏目漱石、阿刀田高の10名。それぞれの作家に一章を割り当てて、作家の生きた時代背景や生き様を推察しながら作風や技法を分析して行くパターン進む。

作者の阿刀田さん自身も短篇集説を多く書かれているので、特徴や技法に関する切り口がハンパなく面白い!

作家が小説を書くときに「どんなことを考えて書いたか?」なんていうのは全く推測なんだけど、まるでインタビューしてきたみたいに具体的だ。

引用されている10名の作家は阿刀田さんが好きな作家らしく、とても魅力的に紹介されている。この本を読み終わったら直ぐに本屋に行って(あついはamazonのサイトに行って)全部買いたくなるので要注意!

ぼくが小説の世界に入るきっかけとなった星新一さんや筒井康隆さんについてもコメントされているのが嬉しかった。

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本文の最後に記載されている「引用文献・主な参考文献一覧」は、読むべき短編小説のガイドどしても素晴らしいと思う。ぼく自身もこれらの本を読みたいけれど、ライトノベルを読んでる息子にもぜひ薦めたいと思う(笑)

それでブログを書くのに参考になったかというと、それぞれの作家の技法があまりに素晴らしくてぼくが取り入れるのはもう少し先になりそうだ。

ということで、今まであまり短編小説を読んでなかった人や、引用されている10名の作家の作品を読んだことがない人にぜひ手にとってもらいたい本である。

by isopiii

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