私たちはなぜ大事なことを先送りしてしまうのか?(後編)-自滅する選択 [書評]

どうすれば「先送りにする自分」を律することができるのでしょうか?

前回、人は「大事なことを先延ばしにする生きもの」であることを説明しました。
自滅する選択「池田新介」、私たちはなぜ大事なことを先送りしてしまうのか? | 雑記ばっかりのブログ

どうすれは「大事なことを先延ばし」にせず「正しい選択をする」ことができるのでしょうか?


(カーソルを重ねると情報が表示されます)

正しい行動をとるためには「計画を立てた自分と実施ずる自分は違う自分である」ことを理解しなければなりません。

例えば、「禁煙しよう」とか「ダイエットしよう」と決めた自分と、また「夏休みの宿題の計画」や「試験勉強の計画」を立てた自分と、それらを実際にやるのは違う自分だということです。

「強い決心」や「正しく立てられた計画」も、やるとこきになると「悪魔の自分」が出てきて先延ばしを囁くのです。そして殆どの人はそのささやきに負けてしまうのです。

そのため正しい行動をするためには、この悪魔を封じ込める工夫が必要なのです。

それでは悪魔を封じ込める3つの工夫を順番に見ていきましょう。

手段1:コミットメント

コミットメントというのは強制的に正しい行動を取るための手段で、「断食道場」や「天引き貯金」などがこれに相当します。

広い意味では「マイルール」を決めることもコミットメントになります。

例えば、「8時以降はものを食べない」「木曜日は休肝日にする」「集中して勉強するためにファミレスに行く」などもそうですし「夢や目標を他人に語る」というのもコミットメントの一つです。

このような自発的なコミットメントを「内的なコミットメント」とか「ソフトなコミットメント」と言います。

手段2:計画期間を刻む

あるだけのお金を使ってしまうような人は、使って良い分だけを財布に入れて持ち歩く工夫をしていませんか?

このように小さく刻むことによって、間違った行動を防ぐことができるのです。

勉強や仕事をする時にも一気に全部をやるような大きな目標を立てず、小さな目標を立てて少しづつ取り組んで行く方が結果的には効率が良いのです。

手段3:敵が弱いうちに兵力を集中させる

敵というのは自分の中にいる悪魔、兵力というのはその悪魔を封じ込める自分の意思のことです。

悪魔が出てくると逆らうことができないので、悪魔が出てくる前にまたは悪魔のちからが弱いうちに強い意志で正しい選択をするということです。

例えはダイエットに取り組んでいる人が、空腹な状態でレストラン入ると悪魔が出てきてつい食べ過ぎてしますので、あまり空腹でないうちに(悪魔が出てくる前に)食事を済ませた方が良いということです。

前回も書きましたが、人というのは本能的に「先延ばしをする生きもの」なのです。

ですから「先延ばしをする自分を卑下せず」、自分はそういった存在だと理解すること、そして「先延ばし」せず正しい行動が取るために必要な工夫や仕掛けを張り巡らせる事が大切なのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加