日記ブログだって、ひと工夫でエッセイになるのだ!

自分の書きたいことを、「自分が書きたいように書く」のが日記ブログ、「他者が読みたくなるように書く」のがエッセイである。

「エッセイ脳」by 岸本葉子

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簡単に書けそうで、それでいて書けないのがエッセイだ。

僕もブログをエッセイっぽく書こうとしているのだが、なかなか日記の域をでることができないのが悩みだった。

著者の岸本さんは、エッセイとは「自分の書きたいこと」を「他者が読みたくなるように」書く文芸だと定義している。

それに対して、日記ブログは「自分の書きたいことを、自分が書きたいように書いている」のだと。

この文書を読んでギクリとした。

僕は「他者が読みたくなるような文章」を書いていただろうか?

「エッセイ脳」では、岸本さんが書かれたエッセイを題材に、エッセイを書くための奥義を詳しく解説されている。その中のさわりの部分を少し紹介したい。

あなたのエッセイを他者が読みたくなる条件とは?

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あなたのエッセイを「他者が読みたくなる」条件は、「読みやすい文章であること」と「興味の持てる題材であること」の2つである。

特別な専門分野を持っている人であれば、「興味を持てる題材」を見つけ出すのは簡単なことだ。

また、芸能人や政治家や富裕層など非一般人であれば、日々の出来事を書くだけでも興味を持ってもらうことができる。

しかし私たち一般人は、人が驚くような体験はめったになく、日常をさらけ出しても大して面白いこともない。

そのため私たちは「読みやすい文章であること」がおのずと求められるのである。

もちろん「興味の持てる題材」の発掘は欠かせないので、特別な専門分野がない自分であることを承知した上で、アンテナを高くしてネタを探す努力も欠かせない。

エッセイは「ある、ある、へえーっ、そうなんだ」を目指す

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「ある、ある、へえーっ、そうなんだ」はエッセイの【起・承・転・結】あたる。

つまり「ある【起】、ある【承】、へえーっ【転】、そうなんだ【結】」となる。

この中で最も大切なのは、もちろん【転】の「へえーっ」である。

【転】に自分の書きたい具体的なエピソードを持ってきて、読者に驚きや共感を与えるのである。

【起】と【承】は、自分の書きたい具体的なエピソードである【転】のためのネタ振りになる。

【結】は【転】に書いた具体的なエピソードの納まりをよくする付け足し程度と考えておけばいい。

あくまで大事なのは自分の書きたい具体的なエピソード【転】なのである。

これが不十分だと、「へえーっ」と読者に驚きや共感を与えることができないエッセイとなる。

そのため、エッセイを書く作業は、【転】つまり「へえーっ」に持ってこれそうなエピソードを探すことから始まる。

エッセイはテーマを決めてから書くのではなく、エピソードを決めてからテーマを決めるのがコツである。

公募エッセイのようにテーマが決まっているときは、テーマはあくまでエッセイの落としどころと考えて、最後につじつまが合うように【結】を書けばいいのである。

極端に云えば、テーマとまったく関連がないエピソードを書いていても、【結】でなんとなくまとまればいいということである。(本書にはそのように書かれたエッセイが例文として収められている)

おわりに

エッセイはテーマを決めて書くのではなく、主題となる「自分の書きたい具体的なエピソード」を先に決めるというのは、目からうろこ(このような陳腐な言い回しも使い方に気をつけましょうと書いてあった)であった。

またプロのエッセイストの数々のこだわりもとても興味深いので、エッセイを書いてみたい人はぜひ一読を!

この本はtwitterの友達@azumiyanさんに教えてもらいました。
@azumiyanさんありがとう!

今日はこのぐらいで。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、またお会いしましょう。

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