浄瑠璃寺から岩船寺まで「石仏の道」を歩く

京都の南にある「当尾(とうの)」に紅葉の撮影を兼ねて観光にいってきた。

ここは、「世俗化した奈良仏教を厭う僧侶が穏遁して念仏に専心した」と伝えられているところで、今でも交通の便はよくない。

なのであまり観光地化していない。それが紅葉の撮影に選んだ理由だ。

浄瑠璃寺

朝9時すぎに「浄瑠璃寺」の前にある駐車場に車を停める。

料金は300円とかなり安い。

時間が早いのでまだ駐車場には車は数台しか止まっていない。

「浄瑠璃寺」は、境内の中央に池があり西に本堂(国宝)、東に三重塔(国宝)が配置されていて、本堂には9体の阿弥陀如来像(国宝)は安置されているという、国宝だらけの寺だ。

このような山の中の寺に、国宝がいくつもあることに驚かされる。

敷地はそれほど広くないので、見て回るには30分もかからない。

本堂に入るには拝観料が必要だが、境内に入るだけなら無料となっている。

きょうの目的は写真撮影なので、本堂には入らず外から参拝しておく。

浄瑠璃寺|木津川市観光ガイド

「浄瑠璃寺」の次に「岩船寺」に向かう。

車で移動してもいいのだが、この当尾は、あちこちにある石仏を見るもの楽しいところなので、歩いて移動することにする。

「浄瑠璃寺」から「岩船寺」までは約2.3キロ、歩いて30分ほどの距離だ。

途中に思いのほか厳しい山道があったが、「首切り地蔵」「やぶのなか三尊」「あたご灯篭」「唐臼(からす)の壷二尊」「眠り仏」「わらい仏」「一願不動」などいくつもの石仏を目にすることができ、わざわざ歩いた価値があった。

石仏は道端に無造作に安置されているが、どれも1200年から1300年頃の歴史あるものばかり。

その中でも「わらい仏」は当尾一の人気の石仏のようだ。

当尾の石仏|木津川市観光ガイド

「岩船寺」も歴史あるお寺で、こちらは重文がごろごろしている。

紅葉だけではなく、桜・ツツジ・アジサイも美しいらしい。

岩船寺|木津川市観光ガイド

「岩船寺」の前には小さな土産物店と無人販売所があって、梅干し・つけもの・柿・唐辛子・かき餅などが売られている。

それど高くないので土産にいくつか買っておく。

きょうは午前中に観光を終える予定なのだが、すでに11時すぎになってしまっていた。

もう少し見て回りたいところもあるのだが、同じ道を引き返すことにする。

「浄瑠璃寺」の駐車場に戻ったのが11時半だったが、駐車場も満車にちかく、観光バスも止まっていた。

朝一に来て正解だった。

この時間だと人を避けて写真を撮るのが難しかっただろう。

ちなみに「当尾」の由来は、隠遁した僧侶の草庵が寺院へと姿を変え、塔頭が並び「塔の尾根」ができ、いつしか「当尾」と呼ばれるようになったと言われている。

きょうの雑録

このような山の寺は、朝早い時間は日が差してなくて、写真を撮るには条件が悪いのです。でも、昼になると人が多くて、人が映らないように写真を撮るのが難しくなってしまいます。そこが難しいところです。

浄瑠璃寺

朝一で日傘していない三重塔

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国宝が9体も安置されている本堂

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岩船寺

三重塔(春のアジサイもいいらしい)

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本堂

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石仏

首切り地蔵

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やぶのなか三尊(道からそれ他藪の中にある)

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唐臼の壷二尊(左側にもう一つの仏さんが隠れている)

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一願不動

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人気のわらい仏

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土産物店の品々

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