これだけで大丈夫! 人を育てるほめ方のコツ〜『ほめる力』by 齋藤孝

「ほめて育てる」という言葉がありますが、とにかくほめれば人は成長すると思っていませんか?

成長のためには正しく「ほめる」ことが必要です。

お世辞では人は育ちません。

ほめる力

子供を育てるにしても、部下を育てるにしても、「厳しく叱って育てる」より「ほめて育てる」ほうがよいと言われている。

コミュニケーションにおいても、ほめることで相手に好意を持ってもらい、対話がスムーズになることが期待できる。

人をほめることは、いいコトずくめだが、日本人は「ほめる」ことも「ほめられる」ことも慣れていないので、ほめめ言葉が思いつかなかったり、下手にほめて白々しい空気が漂ったりすることがある。

 

僕も子供の教育には、ほめることが大切だと理解しているので、折にふれほめようとするのだが、残念ながら息子の心に響いていないように感じる。

妻もたまにはほめないといけないと思っているが、照れもあって上手くほめ言葉を口にすることができない。

 

人をほめるテクニックはいろいろな本に書かれてるが、絶対に押さえておかないといけない大事なことがひとつある。

それは、「人が努力しているところを見つけてほめる」ということだ。

人より優れているところがあっても、それが努力していないところであれば、そのほめ言葉は相手の心に響かない。

たとえば、ものすごい美人に向かって「スタイルがいいですね」とほめたところで、「まあそれは事実ですから」的な感じでさらっと流されて終わってしまう。

元々ある事実をほめられても嬉しくない。

 

人をほめるときは、その人の表面だけを見てほめるのではなく、どんなところに気を配っているか、どんなところに努力しているのか、ということを観察して、「ここに気づいてくれてうれしい」というポイントをほめなければならない。

そこまでやってはじめて、心に響くほめ方ができるのである。

 

つまりちゃんとほめるためには、相手のことを興味をもって観察しなければならない。

そしてその観察で見つけた「気配り」や「努力」をほめることで、相手の心に響く「ほめ言葉」になる。

そうでない表面的な「ほめ言葉」のことを、お世辞という。

 

お世辞のような「表面的なほめ言葉」では人は成長しない。

人を育てるほめ言葉とは、心に響くほめ言葉でないといけない。

努力しているところを見てもらい、その努力をほめてもらうことで、つまり努力を承認してもらうことで、もっとやろうという気持ちになって人は成長するのだ。

ではでは〜

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