貧しくても誇りある生き方に感銘を受けた

ネパールの山岳地帯に「ハニーハンター」と呼ばれる人達がいる。

彼らの貧しくても誇りある生き方に感銘を受けた。

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帰宅後、酔いを覚ましてから風呂に入ろうとテレビをつけると、ネパールの美しい風景が映し出され、思わず見入ってしまった。

しばらく見ると、ネパールの山岳民族で「ハニーハンター」と呼ばれる人たちのドキュメンタリー番組だとわかった。

「ハニーハンター」については、様々な番組で紹介されているので、見たことがある人も多いと思う。

簡単に説明しておくと、彼らは70メートルもの断崖絶癖にある、ヒマラヤオオミツバチの巣を取って蜂蜜を集めることを仕事にしている人たちだ。

驚くのは巣の取り方。竹を割いて作った縄梯子で断崖絶壁を下り、片方の手に持った細い竹の棒で、ミツバチの巣を崖から切り離し、もう片方の手に持ったガゴで受け止める。

なんと縄梯子の上で両手を離して作業をするのだ。

もちろん命綱はない。

バランスを崩して谷底へ落ちる危険もあれは、竹で編んだ縄梯子が切れる危険もある。

危険を察知したオオミツバチが大群で襲ってくる恐れもある。

そんな危険な作業をする姿は、テレビ越しに見ていてもハラハラする。

しかもその番組では、年端もゆかない少年が作業をしているのだ。

僕や僕の息子がやるなんて、想像することすらできない作業だ。

そのような危険を犯して採取した蜂蜜は、栄養価も高く貴重なものだと言われているが、山を下りて町で売っても6リットルが4,000円ほどにしかならない。

物価が日本より安いとは言うものの、まったく割に合わない商売だ。

ゆえに彼らは町に住み人たちより貧しい。

そんな割りの合わない商売に不満はないかとの問いかけに、ハニーハンターの男は、「蜂蜜を取ることで村に貢献できること、そしてハニーハンターとして村人に頼られることにやりがいと誇りを持っている」と答える。

僕はその答えにとても感銘を受けた。

僕は仕事にやりがいと誇りは持っているだろうか? 少しばかりのやりがいは持っているが、誇りがあるかといえはそれは少しあやしい。

お金と少しばかりのやりがいでやっている仕事と、「誇りがある」とまで言い切れる人では、どちらが仕事人として幸せなのだろうか?

そしてそのようなことを考えながら深夜番組を最後まで見て、翌日は寝不足になってしまったのである。

きょうの雑録

時間外労働や低賃金を「やりがい」と引き換えにする考え方には賛成しません。

しかし、お金を度外視して、仕事に誇りがあると言い切る生き方はうらやましいですね。

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