悠々自適なシニアは若者の仕事を奪うのか?

インターネットを使って、収入を得るシニアの記事を新聞で読んだ。

デジタル写真を販売している男性と、テープ起こしを請け負っている女性の話だ。

シニア人材の活用の面から見れば、いい話に違いないのだけれど…

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Aさんは建設会社を退職して、フリーのデジタル写真家として活動されている。

収入の柱は年金。

それ以外に、撮影した写真をDVDでまとめてホームページ(HP)で販売したり、放送番組や出版社に安価な使用料で提供して収入を得ている。

趣味ではじめた写真をHPにアップしたところ、13年で2300万件ものアクセスがあり、それがきっかけでビジネスに結びついたそうだ。

13年で2300万件というと、月間アクセス数は約15万件だね。

立派なものだ。

Bさんは、ネットで不特定多数の人材を募って仕事を発注する「クラウドワークス」に登録して、テープ起こしで収入を得ている。

夫が単身赴任をしたので、その空いた時間を活用しているそうだ。

年配の女性らしく、丁寧な仕事を心がけ、発注者の評価も上々とのこと。

Bさん曰く、「年齢非表示で実力本位で勝負できるインタネットは欠かせない」

 

Bさんが使っているインターネットを使って仕事をマッチングさせるサービスのことを「クラウドソージング」と呼ぶ。

このクラウドソージングは、アプリ開発やWebデザインのような、在宅でできる仕事が多く、年齢や居住地に関係なく仕事が受注できるのが特長だ。

Bさんの場合は、日本の仕事を日本人が請け負っているが、仕事によっては、インドや中国などの、海外の人が仕事を請け負うことも可能だ。

このように、仕事がグローバルレベルで争われるのがクラウドソージングの特長だ。

なので、これからの日本の若者たちは、(おそらく優秀な)海外の人たちとも争わないといけなくなってくる。

もちろん、日本の若者が、欧米の仕事を請け負うというチャンスもあるが、それでもグローバルレベルの競争に勝つことが必要となる。

そしてそのように仕事がグローバル化すると、避けて通れないのが、価格(仕事に支払われるお金)の暴落である。

しかし日本には「日本語」という関税障壁があるので、そう安々と海外の(優秀な)人たちが参入できないから、しばらく大丈夫、と思っていた。

ところが、そうではなかったのだ!

若者には、年金受給者という内なる敵がいたのだ!

彼らは、年金収入があるので経済的には困っていない。

仕事に求めるのは、「生きがい」とか「やりがい」である。

なのでやりがいがある仕事であれば、収入はお小遣い程度で構わない

そして、人生経験が豊富でスキルも高い。

「日本語」という関税障壁もない。

シニアの人たちが働く楽しみを手に入れるのは素晴らしいことだ。(どちらかと言えば、シニアに近い僕としても嬉しいことだが)

しかし、若者の立場から見ると、それは本来彼らが手する仕事を、シニアが安値で奪い取るということになるのではないだろうか?

そう思うと、複雑な気持ちだ。

きょうの”きっかけ”

クラウドソージングにはとても興味があります。

リタイアしてからも、自分の能力が活かせる仕事ができれば、最高に嬉しいですね。

でもその反面、若者の仕事を奪ってしまうということもありそうです。

このあたりのことを、今後少し考えてみたいと思います。

今回はこれぐらいで。
それでは、またお会いしましょう!

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