3億4千万円の写真を撮った写真家の個展〜『アンドレアス・グルスキー展』

世界的に人気がある現代写真家「アンドレアス・グルスキー」の個展が国立国際美術館(大阪市)で開催されている。

写真好きならこれは見逃せないね!

アンドレアス・グルスキー

ドイツの現代写真を代表するアンドレアス・グルスキーは、世界でもっとも人気が高い写真家の一人だが、日本で個展を開催するのは初めてとのこと。

アンドレアス・グルスキーの情報をまったく持ってなかったので、事前に公式サイトで確認すると、<99セント>や<V&R>のビビッドな色使い、<カミオカンデ>のスケール感、<F1 ピットストップⅣ>の明暗のコントラストがとても印象的だった。

オークションで4億3千万円という高価格で落札された『Lhine (ライン川)Ⅱ』という作品もあるらしい。

これは楽しみだ。

見どころ | ANDREAS GURSKY | アンドレアス・グルスキー展

残念ながら東京開催は終わってしまったが、これから国立国際美術館(大阪市)に個展を見に行く人は、伝えておきたいことが2つある。

ひとつは、国立国際美術館には手荷物を無料であずけれるロッカーがあるということ。

ゆったりと個展を見るなら身軽な方がいい。

だからロッカーに所持品をあずけたい。

そのためには、最低限必要なものだけを持ち歩く小さなバッグがあると便利だ。

僕はiPhoneと財布とメモをとるために手帳を持ち歩きたかったのだが、小さなバッグを持っていなかったので、ポケットがパンパンになってしまった。

ちなみにメモをとるのは問題ないが(写真はもちろんダメ)、ボールペンは禁止なのでシャーペンか鉛筆を持って行こう。

なければ、係の人が使い捨てのペン(ゴルフのスコアを付けるやつ)をくれる。

知らずにボールペンでメモを書いていると、係の人が直ぐにやって来てペンをくれた。

仕事とはいえよく見てるなぁ。

伝えておきたいもう一つのことは、「オーディオガイド」をぜひ借りてほしいということ。

オーディオガイドというのは、作品の解説が録音されたレコーダー。

作品番号を入力するとヘッドホンで作品の解説を聞くことができる。

オーディオガイド を借りるには500円必要だが、合計で約30分の作品紹介は十分に価値はある。

このオーディオガイドあるとないとでは、作品に対する理解度がずいぶんと変わってくる。

無料のA3のリーフレットにも作品の説明はあるが、すべての作品の解説があるわけではない。

<フランクフルト>
<F1ピットストップ Ⅳ>
<シカゴ商品取引所>
<ハム・東鉱山>
<バンコクⅠ>
などの印象的な写真の解説は音声ガイドだけだ。

音声ガイドのBGMもアンドレアス・グルスキーの選曲したというのがちょっと嬉しい。

ただしヘッドホンが安物で長く付けていると耳が痛くなるのがちょっと残念なとこ。

写真のサンプルはこちら↓
【史上最高額の写真家】アンドレアス・グルスキー【画像集】 – NAVER まとめ

会場にはアンドレアス・グルスキー本人が選んだ51点の作品が展示されている。

作品の点数は多いが、ゆったりと展示されているのでひとつづつの作品が見やすいのがいい。

作品の中には縦2m、横3mを超える大きな作品もあってその迫力は圧倒的だ。

ビビッドな色合いの作品も多く印象的だった。

その中でも特に気に入った作品は

<8パリモンパルナス>
<06東京証券取引所>
<10上海銀行>
<20シカゴ商品取引所Ⅲ>
<34F1ピットストップⅣ>
<41ハム・東鉱山>
<45オーシャンⅠ>
<50V&R>

などなど。

アンドレアス・グルスキーの作品は「現実世界の一瞬を切り取った」写真ではない。

写真を撮るという言葉も似合わない。

写真を取るのではなく、写真を使って作品を作るというのがアンドレアス・グルスキーの手法だ。

「絵筆の代わりにカメラを使用する画家のような写真家」などと言われている。

「アートは現実をそのまま写すものではない」という信念で、自分のイメージに合うように写真をデジタル加工する。

しかしイメージに合う作品にするためにデジタル加工をしているといっても、どこをどのように加工しているのか全くわかなない。

それぐらい自然に(というか綿密に)加工が施されている。

おすすめの音声ガイドでは、いくつかの作品で、どこをどのように加工したか説明してくれる。

普段は美術館に行かない人も、ぜひ足を運んでみてはどうだろうか?

きょうの雑録

絵画は嫌いじゃないけど美術館に行くほど熱心ではない。

写真に興味を持ったのは、一眼レフを手に入れた1年前のこと。

そんな僕でも堪能できた『アンドレアス・グルスキー展』は、ほんとおすすめです!

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加