書くことが思いつかないときはエピソードを書けばいい〜『書くことが思いつかない人のための文章教室』近藤勝重(著)

読んで楽しい文章には共通点がある。

それは「説明」ではなく「エピソード」を中心に書いているということだ。

書くことが思いつかない人のための文章教室

ブログを毎日更新していると、書くことが思いつかない日もある。

その原因のひとつは、インプット不足でネタそのものが枯渇している場合だ。

基本的に僕は仕事のことは書かないようにしているので、本を読まず・イベントに参加せず・外出もしない、なんて家と会社を往復するだけの生活にかまけていると、一週間もしないうちにネタが枯渇する。

それは「仕事にばっかりかまけていないで、プライベートも充実させよ!」という警告ととらえて、少し無理をしてでも遊びの計画を立てネタを仕込むことで解消できる。

書くことが思いつかないもうひとつの原因は、頭の中にあるネタをうまく引き出せない場合だ。

書きたいテーマはぼんやり頭に浮かんでいる。

でも、どのように書き始めればいいのか考えがまとまらない。

書き始めても文章が続かない。

こんなときはどうすればいいのだろうか?

そんなときには、本書『書くことが思いつかない人のための文章教室』を読んでいただきたい。

この本には、毎日新聞の論説委員や雑誌「サンデー毎日」の編集長などを歴任された文章のプロである近藤勝重さんが、「何を書けばいいのかわからないときの対処方法」や「人に伝わる文章の書き方」などについて詳しく書かれている。

ではさっそく紹介しよう。

書くことが思いつかないときは記憶を書く

作文のテーマが与えられたが、書くことが思いつかない。

ブログで書きたいことはあるが、どのように書くべきか考えがまとまらない。

こんなときはどうればいいのだろうか?

書くことが思いつかないときは、「記憶」をたどって書けばいい。

つまり、「思う」ことではなく「思い出すこと」について書くのだ。

たとえば、「今年の冬」というテーマについて書くとき。

こんなとき、今年の冬について「思うこと」を書こうとしてもすぐに行き詰まってしまう。

「今年の冬」について書くときは、「冬について思うこと」ではなく「冬の思い出」を書けばいい。

つまり今年の冬に「体験したこと」を書くのだ。

「思う」ことでなはなく「思い出すこと」、エピソードに着目すれば多くの書くべき材料が見つかる。

また、エピソード書くことには、もうひとつ大きなメリットがある。

それは、文章に「独自の内容」が書けるということだ。

「思うこと」について書くと、常識に捕らわれ、多くの人と同じような文章になってしまう。

しかしエピソードについて書けば、独自性がある文章を書くことができる。

いい文章の条件とは「自分にしか書けないことを、誰が読んでもわかるように書くこと」であると、多くの文章の本に書かれている。

エピソードについて書けば、いい文章の条件の前半の「自分にしか書けないこと」がクリアできる。

頭の中から「書くべきこと」引き出し、「自分にしか書けない文章」を書くことができるのがエピソードなのだ。

人に伝えるために詳しく描写する

IMG 4627

いい文章の条件の前半「自分にしか書けないこと」はエピソードを書くことでクリアできる。

では後半の「誰が読んでもわかるように書くこと」はどうすればいいのだろうか?

そのポイントは描写にある。

「わかるように書く」というのは、「伝えたいことが正しく伝わる」ということだ。

たとえば「嬉しい体験(エピソード)」を書くとき。

嬉しかったエピソードを細かく描写して、読んでいる人に追体験してもらい、そのときの心の動き(嬉しいという気持ち)を察してもらうことができれば、なんて素晴らしいことだろう。

しかし読んでいる人に追体験してもらうには、「細かく描写する力(描写力)」が必要になる。

「描写力」を身につけるには、まず見たことをしっかり伝えるんだという目的意識を持って見ることが必要だ。

また細かく描写するコツとして、できるだけ細部を意識して見るというのがある。

全体から部分、部分から細部へと視点を移していく。

「神は細部に宿る」という言葉があるが、描写の神も細部に宿るのだ。

細部をクローズアップすれば、心に響く文章を書くことができる。

誰もが気づく全体や部分ではなく細部を描写することで、読み手に強い印象を与えることができるのだ。

きょうの雑録

前回の記事では『知的創造の作法』という<アイデアの生み出し方>について書かれた本を紹介しました。

ブログを書くにに必要なのは「文章を書く力」ではなく「アイデアを生む力」だ!〜『知的創造の作法』阿刀田 高(著) | 雑録ブログ

今回は『書くことが思いつかない人のための文章教室』というも同じ分野の本を紹介しましたが、「それほど書くことに困っているのか?」と聞かれると、困ってるんです(笑)

この記事の中にも書きましたが、「ネタがない」のではなく「ネタをどうやってまとめるのか」ということに悩んでいるのです。

100%ではないものの、これらの本は僕に答えを与えてくれました。

同じ悩みを持つ人にオススメの本です。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA