「古代史の謎」を知っていれば奈良を10倍楽しむことができる

奈良の観光地は、京都と比べるとなんとなく地味なイメージがある。

しかし「古代史の謎」を知っていれば奈良は京都以上に楽しむことができる。

奈良の魅力は古代史にある。

東大寺

京都の観光地はきらびやかだ。

金閣寺、清水寺、知恩院などの有名寺院はもとより、中心地から少し離れた嵯峨・嵐山や大原にも華やかさがあり美しい。

だから平安京の歴史や文化を知らなくてもまったく問題ない。

観光客にやさしい町なのだ。

飲食店やカフェも充実しているので、歴史に興味がない人でも町歩きを楽しむことができる。

そんな京都は多くの人々に人気がある。

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奈良の観光地にきらびやかさは少ない。

奈良公園の鹿や東大寺の大仏などは子供でも楽しむことができるが、主な観光地の寺院や遺跡も京都のそれらより地味な印象は拭えない。

平安京の中心は御所だが、平城京はただの野原だ。

哲学の道はおしゃれなイメージがあるが、山の辺の道は古墳のイメージがある。

しかしそれは奈良を表面的に見ているからであって、古代史を知れは京都以上に奥深いものがある。

奈良は日本で最初に都がおかれ、古代の歴史の中心になったところだ。

「古事記」や「日本書紀」の舞台になった風景も多い。

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奈良の古代史は「邪馬台国」から始まる。

桜井市にある「纏向(まきむく)古墳」や「箸墓(はしはか)古墳」が「邪馬台国」に関連していると言われている。

奈良の歴史は邪馬台国から始まり、明日香をへて平城京につらなっている。

邪馬台国が所在地の論争に決着がついていないように、古代史には謎が多い。

その「古代史の謎」を知っていると奈良を10倍楽しむことができる。

しかし残念ながら「古代史の謎」は観光ガイドには書かれていない。

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世界遺産の春日大社は、奈良時代から平安時代にかけて栄華を極めた藤原氏の氏神だと言われているが、その春日大社はなぜ平城京の中心から見て北東の外れたところにあるのか?

藤原氏の氏寺である興福寺に、明日香にある蘇我氏を祀る山田寺の仏像の頭部があるのはなぜか?

こういったことを知っていると、春日大社や興福寺に訪れたときに、そこにあるものだけを見る観光ではなく、歴史を感じる観光をすることができる。

奈良観光のコツは歴史を感じることだ。

観光ガイドに書かれていない歴史を知っていれば、京都以上に楽しむことができるのが奈良なのである。

奈良「地理・地名・地図」の謎 (じっぴコンパクト新書)

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  • 作者:奈良まほろばソムリエの会
  • 出版社:実業之日本社
  • 発売日: 2014-02-28

この記事の写真は、Canon EOS60Dで撮影しました。

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