月に本を百冊読む人の読書ノートの書き方〜『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』福田和也(著)

本を読むときに、重要なところにマーカーで印をつけたり、付箋を貼ったりしている人も多いと思います。

でも、つい読むことに熱中してしまって、印をつけたり付箋を貼ることを忘れてしまうことはないでしょうか?

ひと月に100冊読む

読書を有効活用しようと、今までなんども読書ノートに挑戦したことがあるのだけれど、続いたことがななくて、今ではもうあきらめている。

読書ノートを続けるのが無理なら、せめて重要なところに印をつけようとマーカーを手に本を読んでみても、読書に集中してしまって印をつけることを忘れてしまう。

僕は通勤電車で本を読むことが多いのだけれど、そんなときは、かばんからマーカーを取り出すのが億劫になってしまう。

なので、「あとからまとめて印をつけよう」とするのだが、ご視察どおり「あとからやろう」というのは「やらない」のと同義だったりする。

ということで、ブログで本を紹介するときなんかは「あれはどこに書いてあったかな?」なんて本の中を右往左往することになって、とてつもなく効率が悪い。

だから書評を書くのにはすっごい時間がかかってしまう。 (でもコンテンツの中では比較的人気が低い)

読みながら重要なところに付箋を貼って、読み終わったらそこをささっとまとめて記事にできる人いがうらやましい。

これが僕の読書スタイルだとあきらめていたのだけれど、本書『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』に、目からうろこの方法が紹介してあった。

それは、「ページの端を折る」ということ。

「そうか!」

マーカーをかばんから出すのが面倒なら、ページの端を折ればいいんだ。

折るだけなら文章から目を外さずにできるので、読書の妨げにならないのもいい。

そのうえ、著者の福田和也さんは、ただ「ページの角を折る」だけでなく、独自の工夫もされている。

それは、本を読み終わったあとに、角が折ってあるページだけを読み返すということ。

そうすると、本のポイントだけを効率よく読み返すことができる。

読み返したときにも重要だと思えたら、ページの反対側の角を折る。 (はじめにページの下角を折ったら、次には上角を折るということ)

最終的には、はじめに読んだときに大切だと思ったが、実は大切じゃなかったところは片方の角が折ってあり、再読したときも大切だと思ったところは両方の角を折った状態になる。

そして両角が折られたページにある<重要な文章>を読書ノート書き写す。

「書き写す」ときは、要約したり抽象化したりしてまとめるのではなく、原文のまま書き写す。

原文のまま書き写すのは手間がかかることだが、それによるメリットは2つある。

1つ目のメリットは、評論を書くときに、いちいち本に戻らなくてもノートを見るだけで事足りるということ。

2つ目のメリットは、書き写すことで「発見や理解」がかならずあるということ。

書き写すことで、自分が何に興味を示したのか、そしてそこから何を語ろうとしているのか、ということがはっきりするのだという。

また書き写すことで、著者が何を云いたいのかも分かってくるのだという。

著者を理解するためにも、書き写すということは効果があるらしい。

しかし「書き写す」ことはやはり面倒なことだ。

そこで福田さんが工夫しているのは、筆記具にこるということ。

気持ちよく書き写すために、書き写すことが楽しみになるように、筆記具にこだわっている。

たとえば、ペンはモンブラン万年筆で、ノートには伊東屋特性の革表紙の横罫メモを使われていたりする。

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こうした工夫をすることで、書き写すことが苦痛ではなく、楽しみのひとつになるという。

特に飛行機などの長距離移の時間を、書き写すことに費やすことが至福の時間らしい。

おわりに

読書ノートを書くときに、まとめようとするから面倒になって、続かないのかもしれません。

原文を写すというのは、一見すると手間のようですが、意外と効率がいい方法かもしれませんね。

僕も試してもたいと思います。

あっ、その前にお気に入りのペンとノートを買わないと。

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