一度会ったら忘れない名刺の作り方〜『絶対成功「好きなこと」で起業できる』三宅哲之(著)

交換してすぐに、名刺入れに片付けられてしまう名刺じゃもったいない。

初めて合う人と話をするネタになり、印象にも残る名刺を作ってみませんか?

好きなことで起業できる

起業する人がまず準備しなければならないのが個人名刺だ。

会社勤めをしているときは、会社で決められたフォーマットの名刺を使えばいいのだが、独立するとなれば、名刺のデザインをいちから考えないといけない。

だからと言って、会社で使っていた名刺のような、事務的に社名や名前や連絡先を記しただけの名刺では意味がない。

名刺は「名前を書いたカード」ではなく、「自分を売り込んでくれる分身」にもなる強力な販促ツールなのだ。

・交換をしたときに話しのきっかけになる名刺。

・あなたが取り組んでいるとこが端的に伝わる名刺。

・一ヶ月後に見返したときに、どんな人だったかを思い出してもらえる名刺。

どのようにすれば、そのような名刺を作ることができるのだろうか?

それではさっそく紹介しよう。

一度会ったら忘れない名刺の作り方

起業準備の具体的な第一歩としてつくるもの、それが名刺です。セミナーや個別相談で名刺を渡すとき、多くの人が「会社の名刺なんですけど……」と出してきます。

最初はやむを得ないことです。しかし、ここで意識を変えることが起業への前進です。

起業するとあなた自身が看板です。誰も会社の名前なんて見ていません。

自分にしかできないことを名刺に書きます。名刺はあなたの分身です。そのくらいの意気込みを持ってきちんとつくり込んでいきましょう。

ブログを書き始めて、もう少しで2年になる。

書くからには、できるだけ多くの人に読んでもらいたいと思い、参加したセミナーやオフ会では手作りの個人名刺を積極的に交換してきた。

名刺には、名前とブログのURL、そしてTwitterやFacebookのアカウント名を記載していたが、この本を読んで、それではまったくダメだということがわかった。

残念なことに、今まで配った100枚近い名刺がまったくムダだったのだ。

すべてがムダだったとは言わないにしても、おそらくほとんどの人は、僕の名刺を見返していないし、見返したとしても僕のことを思い出してくれていないだろう。

2年前にこの本に出会えていれば、「ムダな名刺交換をせずにすんだのに」と残念な気持ちでいっぱいだ。

本書の著者 三宅哲之さんによると、名刺づくりで欠かせない要素は3つあるという。

それは、「キャッチフレーズ」「肩書き」「顔写真」の3つだ。

会社の名刺でも、この3要素が書かれているものがあるが、個人名刺の場合はどうすればいいのだろうか?

個人名刺の場合は、「肩書き」といっても、もちろん役職を書くわけではない。

キャッチフレーズ

キャッチフレーズとは、ホームページを見たり、名刺をもらった人がひと目であなたがどのようなことえをしているのか、何を解決してくれるのかがわかるものです。

キャッチフレーズをつくる際のポイントは「だれを(こんな人を)」「どうする(高解決する)」の2点です。こんな悩みや困りごとをもった人をこうやって問題解決してあげるという意味です。

起業する人であれば、キャッチフレーズは自分ができることを端的に表現する言葉になる。

ブログを書いている僕なら、「どんなテーマでブログを書いているのか?」ということが端的に伝わる言葉になるのだろう。

一度じっくり時間をとって考えてみよう。

僕は「だれ」の「どのような問題」を解決するためにブログを書いているのだろうか?

著者の三宅さんのキャッチコピーは「起業前のモヤモヤ会社員の進路相談役」というのだそうだ。

肩書き

名刺は自分を売り込むためのツールです。渡した相手に必死に説明したくなります。しかし、実はここに落とし穴があります。実は相手はあなたの話を聴こうとはしていないのです。自分のことを話したいからです。
では、どうしたら解決できるのでしょうか?
それは相手に聴いてもらう体制をつくることです。相手に聴いてもらうために「どんな仕事をされているんですか?」と相手から質問を引き出していきます。質問を引き出すために力を発揮するのが「肩書き」です。

人気ブロガーは、上手い肩書きをつけている。

つぶやきかさこの」かさこさんは「カメライター」

Chikirinの日記」のちきりんさんは「社会派ブロガー」

No Second Life」の立花岳志さんは「プロフェッショナル・ブロガー」

などなど。

今まで名刺交換した人の中では、「お気楽アドバイザー」「主夫ブロガー」「習慣化の会会長」「プレゼンター」なんていうのがあった。

みんなけっこう工夫しているね。

ちなみに、著者の三宅さんの肩書きは「天職デザイナー」だ。

おもわず「どんなお仕事されているのですか?」と聴きたくなる肩書きだ。

写真

受けとる立場になればすぐわかります。名刺交換して一ヶ月も経てば、よっぽど印象に残る人、仕事でつながりそうな人でもないかぎり、思い出すのは難しいものです。
そこで大事なのが顔写真です。顔写真があれば思い出すきっかけになります。よくある笑顔の写真もいいですが、できたらあたなの仕事ぶりがわかるような写真がベストです。
営業系の人なら人と商談で話している雰囲気、ものずくりの人なら商品と向き合ってつくっている雰囲気です。仕事の服装やユニフォームがあればそれを着ます。
そうすることで、あなたがどんな仕事をしている人なのかが写真を見ただけで一目瞭然になるからです。

手元にある(会社関係以外の)名刺を見てみると、写真があるのは約2割だ。

似顔絵を入れている人はもっと多いが、残念ながらイラストでは本人のことを思い出すことはできない。

Twitterのアイコンと名刺の似顔絵を合わせることは、意味があるあるとは思うが、本人を思い出すことは難しい。

その約2割の写真を入れている名刺も、「写真を見ただけでどんな仕事をしているのか」がわかるものはなく、ほとんどが「笑顔のアップ」の写真だ。 

それからしても、仕事がわかる写真というのはインパクトがありそうだ。

仕事のための名刺でない個人名刺の場合は、趣味がわかる写真でもいい。

カメラやテニスのラケットを手に持ったり、ランニングウェアを着ている写真であれば、共通の趣味を持つ人とは話が盛り上がるにちがいない。

絶対成功 「好きなこと」で起業できる (アスカビジネス)

絶対成功 「好きなこと」で起業できる (アスカビジネス)

  • 作者:三宅 哲之
  • 出版社:明日香出版社
  • 発売日: 2014-01-24

おわりに

本書は「起業したい人」向けに、どうすれば起業できるのか、起業で成功の秘訣、起業のリスクなどが丁寧に書かれた本です。

起業志向の人は間違いなくオススメですし、しばらく起業する気がない人や、まったく起業する気がない人にも参考になることは多いと思います。

会社勤めをしているからからといって、ずっと安定しているとは保証できません。

まさかの時のために、「起業するためにやるべきこと」「起業するとはどういうことなのか」を知っておくのは良いことだと思います。

もちろんブロガーにもオススメです。

(了)

 

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