樹齢900年!「佛隆寺の千年桜」は開花が遅い?〜奈良の桜②

「佛隆寺の千年桜」は、樹齢が900年を超える奈良県でもっとも古い桜の巨木だ。

根本は11本もの幹に分かれ、大きく広がったその樹形は飛び立とうとする鳥の姿にたとえられることがある。

佛隆寺の千年桜

「又兵衛桜」から車で30分ほどのところに「佛隆寺の千年桜」がある。

石垣の上に堂々と咲く「又兵衛桜」〜奈良の一本桜① | 雑録ブログもご覧ください。

佛隆寺に向かう途中の道は、車がすれ違うのが厳しいぐらいの狭いところがあって、ちょっと心配になるのだけれど、一本道なので迷うことなく到着した。

「又兵衛桜」の周辺がかなり整備されていたのと比べると、「千年桜」の周辺は綺麗に整えてはあるが、観光地化っぽく整備はされていない昔ながらの田舎の雰囲気のままだ。

100台ちかく収容できる「又兵衛桜」の大きな駐車場に対して、「千年桜」がある佛隆寺のそれは10台程度とかなり小さく、周りにはお店もなくて、駐車場に無人の農産物販売所がこしらえてあるだけ。

ともに奈良で有名な一本桜なのに、その対比の違いが面白い。

この桜の巨木は、佛隆寺というあまり有名ではないお寺の石段の脇にある。

お寺はあまり有名ではないが、桜は奈良の天然記念物、石段は大和三名段なっているというのもまた面白い。

ちなみに、大和三名段のあとの二つは、石楠花(しゃくなげ)で有名な「室生寺」と紅葉が有名な「談山神社」になっている。

佛隆寺の石段

「千年桜」の品種である望月桜(モチヅキザクラ)というのは、ヤマザクラとエドヒガンザクラが交配したもので、学術的にも珍しいものらしい。

そのような品種が影響しているのが、この桜の開花は、他の桜と比べてもかなり遅い。

僕が訪れたのは、ソメイヨシノは散り始めの頃(4月11日)だったが、「千年桜」はまだ3分咲き程度だった。

住職に聞くと、「昨年は4月9日頃に見頃を迎えたが、今年は遅く16日頃に満開になるだろう」とのこと。

訪れるのが1週間早かった。

来週は時間が取れないので、満開の「千年桜」を写真に収めるのは来年の楽しみになりそうだ。

宇陀市観光サイト|観光案内|花|佛隆寺の千年桜

宇陀川饅頭

「又兵衛桜」と「佛隆寺の千年桜」を訪れたお土産に、あらかじめ調べておいた地元の銘菓「宇陀川饅頭」を買い求めました。

これは、創業110年の昇栄堂さんが作られるお饅頭で、地元で採れた宇陀小豆が入った白あんを薄皮で包んだもの。

あっさりとした素朴な味わいで美味しくいただきました。

(了)

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