風景写真の極意(テラウチマサト)

廃屋

きれいな風景を持てる技術のすべてを使ってきれいに撮る「絶景写真」というジャンルがあります。

 それはそれでひとつの写真の撮り方ですが、きれいなものをきれいに撮るだけではなく、自分らしい風景写真、自分にしか撮れない風景写真を撮りたいと思っている人も多いと思います。

そんな人の参考になるのではないかと思い、雑誌「PHat PHOTO vol.82」に掲載されていた写真家テラウチマサトさんのコラムを紹介します。

PHaT PHOTO vol.82 2014 7-8月号 (PHaT PHOTO)

PHaT PHOTO vol.82 2014 7-8月号 (PHaT PHOTO)

  • 作者:小松菜奈,小宮山桂,谷口京,岡上淑子,岩合光昭
  • 出版社:シー・エム・エス
  • 発売日: 2014

 

「心が動く風景写真」の撮り方

その場所を撮りたいと思ってシャッターを押す。

そしたら「いま、なんで撮りたいと思ったんだろう?」ということを考えるんです。

自分がそこでシャッターを切った理由、つまり「風景の力」が何だったのかをきちんと言葉にする。

たとえば、写真を撮りたいときに「涙がで出そうな夕日だった」と思うとする。

じゃあ何が「涙が出そう」なのかを言葉にしてみるんです。

もしかすると、夕日それ自体ではなく「群れをなしている鳥だ!」ということになるかもしれない。

そると視点が変わって来ますよね。

それが「あなた独自の風景」になっていく。

自分にとっての風景の力を言葉に置き換えることで、より鋭角な風景の切り取り方ができるようになるはず。

「見たことがある風景だ」とか「この風景は知ってる」と思われたらそこで終わりなんですよね。

見た人に感情の変化を起こさせるためには、「人が撮らない切り取り方」で写真を撮ることが大切なのです。

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