ちょっとおしゃれで心温まるフォトエッセイ〜『ライカとモノクロの日々』by 内田ユキオ

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著者の内田ユキオさんは、モノクロスナップを得意にしている人気の写真家だ。

自称「最後の文系写真家」と言うぐらいで、リズムがある文章がとても読みやすい。

プロの写真家さんが、タイトルどおりライカとモノクロ写真について書いたエッセイなので、写真やカメラに興味がない人にはわかりにくところもあるかもしれない。

でも写真が好きな人には、写真に対する新しい発見や、「そんなことあるよな」なんていう共感ができて、とても楽しく読むことができるはずだ。

僕は自分で写真を現像したことはないし、これからもするつもりもなかったけれど、この本に何度かある内田さんが現像するシーンを読んで「一度ぐらいは現像をしてもいいかな」なんて思ってしまった。

 

内田さんはよく「写真を撮ってください!」と街で声をかけられる。

オフの時はともかく、仕事中にも声をかけられたことがある。

そんな時は、断ることなく気持ちよく写真を撮ってあげる。(プロの写真家では断る人も少なくないらしい)

でも、たまにテクニックを使おうとストロボや露出補正のスイッチを探していると

「あっ、ここがシャッターですから。押すだけで良いです」

なんて言われて悲しい思いをすることもあるそうだ。

僕も先日、写真撮影を頼まれて、渡されたカメラをそのままの設定で撮ったあと、

「アップでも一枚撮りましょうか?」

と聞いたら、

「拡大は後からできますから」

と断られてちょっと残念な思いをした。

ズームで撮って背景をぼかしたかったんだけどなぁ。

ライカとモノクロの日々    エイ文庫

ライカとモノクロの日々 エイ文庫

  • 作者:内田 ユキオ
  • 出版社:エイ出版社
  • 発売日: 2002-12
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