それは自分のための写真ですか、それとも撮られる人のための写真ですか?

妻と奈良の大神神社に出かけたときに、記念写真を撮って欲しいというので一枚撮った。

日ごろの鍛錬の結果と写真教室で学んだことを妻に知らしめる良い機会だと張り切って撮ったのだが、撮った写真を見て妻は

「なにこれ、下手くそ!」

と惨敗。

めちゃへこんでしまった。

理由は簡単で、僕は自分の作品を撮ろうとしてしまったから。

妻が求めていたのは、神社を背景に自分が美しく写っている写真。

そのことに気が回らず妻の期待に応えることができなかった。

反省してます。

◯◯◯

「写真には<記録としての写真>と<作品としての写真>がある」と写真教室で学んだのだが、それに加えて<被写体のための写真>というのもあるのですね。

<記録としての写真>とは報道写真や記念写真のことで、<作品としての写真>とは写真展に出展したりコンテストに応募する写真のことだ。

<記録としての写真>であり<作品としての写真>でもある、という写真もある。

同じように、<記録としての写真>であり<被写体のための写真>でもある写真や、<作品としての写真>であり<被写体のための写真>でもある写真もある。

ややこしくなってしまったが、まとめると<記録としての写真>と<作品としての写真>と<被写体のための写真>はそれぞれ相反するものではなく、1枚の写真にそれぞれの要素を取り込むことができるということだ。

妻が僕に求めた写真は<被写体のための写真>なので、それをベースにして<作品としての写真>のエッセンスを盛り込めばよかったのだろう。

こういったことが無意識にできるようになれば、写真上級者への扉が少し開くのかなぁなんて考えている。

ほんと写真って難しいですね。

昔ならオート設定でサクッと撮ってそれなりの写真で良かったのに、今はいろいとろ考えてしまう。

最後にこの投稿の参考にさせていただいた写真家の塙真一(@S_HANAWA)さんのツイッターへの投稿を紹介します。

「アマチュアはお金を払って趣味でポートレートを撮っているのだから、構図が悪かろうが、表情がイマイチだろうが、本人がそれで幸せならいいのかもしれない」という話。確かにその通りだ。趣味ならまずは本人が楽しまなくちゃ。でも、その上で少しでもモデルさんをキレイに撮ってあげて欲しいんだよね。

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