「無制限」の破壊力について考えてみました

EVERNOTE(エバーノート)からプレミアム会員の容量制限の案内がありました。

エバーノートというのは、ノートを取るようにして情報を蓄積する「個人向けドキュメント管理」の仕組みで、ウェブ上で利用できるサービスです。

思いついたことを書き込んだり、ウェブ画面のコピーと登録しておけば後から簡単に検索できるので、僕はブログのネタ帳や読書メモとして使っています。

ウェブ上で利用できるサービスなので登録した情報はパソコンからでもスマホからでも見ることができて便利です。

僕は月間アップロード容量が60MBというベーシック版(無料会員)を使っていますが、今回の案内は、プレミアム会員(有料会員)が使える容量を無制限から月間10GMに制限するという内容です。

プレミアム会員はもともと月間10GBの利用制限がありましたが、より積極的に活用してほしいというエバーノート社の思いで、この4月に利用制限を撤廃して無制限にしたところ、想定していなかった利用が多くなりシステムの運営に支障が出てきたので元の月間10GBに戻すとのこと。

想定していなかった利用というのは、主にデータのバックアップとしての利用のようです。

エバーノート社は自分たちが提供するサービスを「第2の脳」とよび知識の蓄積を目的にしているので、一般的なストレージサービスのようにデータのバックアップで使われることは想定していなかったのです。

このプレミアム会員の容量制限を復活させるという処置は、サービスレベルの劣化になるのですがネット上の意見を見る限りにおいてはユーザーには好意的にとらえられているようです。

一般的にはサービスレベルを劣化させるとクレームの嵐になりそうなものですが、エバーノートにおいてはユーザーがエバーノートをどのように使うべきかというサービスの理念のようなものを理解しているので問題が起こらないのだと思います。

僕もエバーノートをバックアップに使うのは間違っていると思いますから。

今回の措置で去っていくのは、エバーノート社が想定していなかった利用者だけで、本来の利用者で去っていく人はいないでしょう。

そういう意味では正しい対応といえるのではないでしょうか。

それにしても容量制限をなくして数か月でシステムの運営に支障がでるぐらい、想定してなかった利用者が集まるなんて、みなさん目ざといというか「無制限」の破壊力はすごいですね。

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今から数ヶ月前、ユーザのみなさんに容量を気にせずに Evernote を使っていただきたいという思いを込めて、新しくパワーアップした Evernote プレミアムを発表しました。Evernote を頻繁に使うユーザにとって、それまでの容量では少しもの足りないと考えた結果、月間アップロード容量の制限を撤廃して無制限とする判断に至りました。

ではまた。

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