文章を書き、考えるツール「アウトライン・プロセッサー」を使ってみませんか?

 『アウトラインプロセッシング入門』(Tak.著)という本を読みましたが、なかなかいいですよこれ。

Amazonのプライム会員が月に一冊好きな本が読めるというサービスでたまたま手に取ったのですが、いい本に巡り合えました。

ちょっと説明っぽくなってしまいますが、アウトラインプロセッシングというのは、アウトライン・プロセッサーというソフトを使って、アイデアを出してそれを整理して文章にまとめる方法のことです。

アウトライン・プロセッサーというソフトは、あまり知られていませんが、文章を書く前に、その構成を作るのに使うソフトの名称です。

製品名ではなくて、ワープロとかテキストエディターと同じような、ソフトのジャンルを指しています。

いわゆる「文章のアウトライン」を考えるためのソフトのことです。

「文章を書くときには、その文章全体の構成を考えてから書き始めましょう!」

そうすると文章を論理的に書くことができるので、伝えたいことが読み手にきちんと伝わるのです、と言われています。

文章を書くためのこのアプローチは一見正しそうですが、あらかじめ書くべきことの全体像が見えていて、それをきちんと整理してから書き始めることなんて、普通はほとんどできません。

学術論文や製品マニュアルなどは、書くべきことが決まっているので、全体の構成を考えてから書くことはできますし、そのようにしたほうがわかりやすい文章になると思います。

ブログでいえば、ショップや商品などを定型のフォーマットで紹介する記事がそれにあたります。

しかし一般的には、文章を書き始めるときには、どのようなコトを書きたいかがはっきりしてなくて、書き進めるうちに書きたいコトがまとまってくるということがよくあります。

というか、僕の場合はほとんどそうです。

この本で紹介されているアウトラインプロセッシングというのは、この書き進めているうちにどんどんとアイデアが湧き出てきて、文章がグチャグチャになってしまうという問題を解決するツールなのです。

アウトライン・プロセッサーの特長のひとつである「あとから簡単に項目を入れ替えたり付け加えたりすることができる」という機能を使って実現します。

「あとから簡単に項目を入れ替えたり付け加えたりすることができる」というのであれば、ワードなどのワープロソフトでだだだっと文章を思いつきで書いておいて、書き終えてから文章や段落をコピペで入れ替えるというやり方でもいいですよね。

実際このコピペ方式を推奨している文章術の本もあります。

しかしこのコピペ方式は、移動する部分を範囲指定したり、文章や段落を入れ替えるのが意外と手間でストレスになるのです。

文章を書くときはできるだけ書くことだけに集中したいですよね。

そんなストレスを解消してくれるのがアウトライン・プロセッサーなのです。

一般的にアウトライン・プロセッサーは、文章の構成だけをそのソフトで考えて、文章そのものは別のソフトで書くということが多いですが、この本では、文章そのものもアウトライン・プロセッサーで書くことを推奨しています。

こうすることで、アウトライン・プロセッサーが得意な「あとから簡単に項目を入れ替えたり付け加えたりすることができる」機能を使って、文章を組み立てることができるのです。

この方法はアウトライン・プロセッサーの特殊な使い方なので、数多くあるアウトライン・プロセッサーのどれでもいいのではなく、この使い方に合ったソフトを選ばないといけないのですが、著者のTak.さんオススメのソフトを使えば間違いありません。

僕もさっそく無料で使えるTak.さんオススメの「WorkFlowy」というソフトを試してみたのですが、なかなかいい感じで使えています。

もう少し使いこなせるようになったら「OmniOutliner」というTak.さんが利用されている有償のソフトを使ってみようかと考えてます。

アウトライン・プロセッサーは長い文章を一発で書き上げることができる人には必要ありませんが、試行錯誤しながら文章を書く人にはオススメのツールですよ。

『アウトライン・プロセッシング入門』
てはまた。

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